たるこすの日記

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2. 問題を理解する -東大卒が教える高校数学の考え方-

この章では、問題を見てまず行うべきことを解説します。

2.1 条件を理解する

 問題を解くためには、問題の条件を正しく理解することが大事です。 テストになるとつい焦ってしまい、問題文を勘違いしてしまうことがあるのですが、そうするとその問題について考えたことや解答がすべて無駄になってしまうため、非常にもったいない結果となってしまいます。 落ち着いて問題文をよく読み、正しく理解するように意識してください。

 問題文を正しく理解したら、次は問題にかかれている条件を洗い出してください。 問題文に線を引いたり、条件を箇条書きに書き出したりすることが有効です。 数学の問題は、基本的には問題の条件をすべて使わなければ正しい解を導くことはできません。 問題の条件が曖昧なままだと、条件を使い忘れたり、どの条件をすでに使ったかがわからなくなってしまいます。 そのため、はじめに問題の条件を明確にしておき、問題を解く際に条件をすべて使っているかどうかチェックしましょう。

2.2 答えを知る

 問題文の条件をスタートだとすれば、答えはゴールにあたります。 ゴールを正しく知らないままでは、正しい方向にスタートすることはできません。 まずは、何を答えとすればよいのか正しく理解してください。

 また、答えを導くためには何を求めればよいのかを考えることができれば、解答を考えるうえでとても参考になります。 例えば、問題で問われている値がAという値とBという値の和で求められるのであれば、このAとBの値を求める方法について考えればよいということがわかります。

 答えを導く方法がはっきりしているか、よくわからないかは問題によって違ってきます。 よくわからなければ無理に考える必要はありませんが、なるべく意識して考えるようにしましょう。

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