Wii のセンサーバーを自作する
はじめに
こんにちは、たるこすです。
少し前に久しぶりに Wii U で遊んだのですが、その時に Wii リモコンを HoloLens のコントローラとして使えると面白いなぁと思ったので挑戦してみようと思います。
まずは下準備として、 Wii が無くてもセンサーバーを使えるようにするため、センサーバーを自作してみました。
センサーバーの仕組み
センサーバーとは、Wii リモコンを向けた場所を認識するためのもので、モニターの上や下に設置して使います。
"センサー"と名前についてはいますが実際にはセンサーバーからは赤外線がでているだけで、受光部はリモコン側についています。純正のセンサーバーには左右それぞれ 5 つずつ LED がついていますが、自作する場合には左右に少なくとも 1 つずつの LED を設置すればセンサーバーとして機能するようです。
用意した部品
以下のものを用意しました。(といっても全部家にあったので新しく買う必要はありませんでした。)
ブレッドボード
なんでも OK
ジャンプワイヤ
配線用にこんな感じのものを利用
サンハヤト ジャンプワイヤキット SKS-140 単線タイプのワイヤのセット品
- メディア: Tools & Hardware
電源モジュール 1個
USB-DC ケーブル 1個
電源モジュールへの電源供給用
USB AC アダプタ 1個
スマホを充電用でよく使われる、USB が刺さる AC アダプタ
赤外線LED 2個
akizukidenshi.comhttp://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04311/
カーボン抵抗 1/2W 75Ω 2個
センサーバーの作成
部品を準備してしまえば、あとは簡単です。ブレッドボードに部品をさしていきます。
まずは電源モジュールをブレッドボードに刺し、5V → 赤外線 LED → 75Ω抵抗 → GND と配線します。LED には向きがあるので注意してください。また、違う部品を使う場合には、LED への電流量を考えて適切な抵抗を計算して使用してください。
もう片方の LED も同様に配線します。
これで完成です。電源をつなぎ、電源モジュールのスイッチを押して電源モジュールの LED が点灯すれば OK です。 赤外線は肉眼では見えないので、赤外線 LED から光がでているかどうかはカメラで確認するのが便利です。
ただし、今回はじめて知ったのですが、スマホの外側カメラには赤外線をカットするフィルターが入っているようで、内側カメラと外側カメラで見た際に見え方に違いがあります。
Nexus 5 では外側カメラだと光が弱く、内側カメラだと明るく光って見えました。
iPhone 5S では外側カメラだと光っていないように見え、内側カメラだと光って見えました。
はじめはこのことを知らなかったので、外側カメラで見て光っていないと思いしばらく悩みました。
実機で確認
Wii を起動 (Wii U の場合は Wii モードを起動)し、リモコンを自作センサーバーに向けて動かしてみます。画面のポインタが動けば OK です。
おわりに
まずはお試しで作ったので赤外線 LED 2つの幅が狭く Wii リモコンを動かせる幅が狭かったのですが、LED を離して設置すればリモコンを大きく動かしても認識できそうです。