たるこすの日記

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リアルからバーチャルへ、バーチャルからリアルへ

Tokyo HoloLens Meetup vol.2 参加報告

2017/3/25 に Tokyo HoloLens Meetup vol.2 という HoloLens 開発者や HoloLens に興味を持っている方々が集まるイベントに参加しました。

イベントページはこちらです。
hololens.connpass.com

また、イベント後半のミートアップでは、私も5分間 LT (ライトニングトーク) をさせていただきました。

開発者セッション

「HoloLens エバンジェリスト養成講座 その1」HoloLens アプリ開発の勘どころ (高橋 忍さん)

Microsoftエバンジェリストの高橋忍さんより、HoloLens アプリを作る際の注意点や勘所などを説明していただきました。

HoloLensアプリケーションは以下のような3つのタイプに分類されるとのことでした。

  • 環境拡張型(ARタイプ)
    • 実空間上にコンテンツを配置
    • バーチャルオブジェクトの表示が主役
  • 環境融合型(MRタイプ)
    • 現実世界を認識しつつ、実物を仮想要素に置き換えるもの
    • 現実世界を見せたい、ということが主役
  • 仮想環境型(VRタイプ)
    • 没入間のためには、VRコンテンツのクオリティが大事

また、「HoloLens アプリケーションはストーリーが大事」といったお話や、ホログラムの上手な扱い方についてのお話が聞けました。

セッションの始めのほうで「みなさん一人一人が HoloLens エバンジェリスト」という嬉しいお言葉をいただきました。
自称 HoloLens エバンジェリストとして HoloLens の魅力を多くの人に伝えられるよう頑張りたいと思います。

HoloLensであんなことできたらいいなを実現するUnityアセット達(ゆーじ @yuujii さん)

以下のアセットの紹介とこれらのアセットを利用したHoloLensアプリケーション開発を30分間で行うという内容でした。

Vuforia は近々使ってみたいと思います。

Unityで始めるHoloLensアプリ開発(のしぷ @noshipu さん)

HoloToolkit-Unity の使い方や、のしぷさんが開発された ENGLISH BIRD, HoloGiraffe の仕組みや工夫について説明していただきました。

ENGLISH BIRD ではアプリ開始時に大きめの額縁をユーザに壁に設置してもらうことによりアプリに必要なスペースを確保するという工夫や、開発時に Debug メッセージを喋らせるなどのためになる Tips を教えていただけました。

資料はこちらで公開されています。

www.slideshare.net

Sharing Deep Dive (鈴木孝明 @xin9le さん)

HoloLens のシェアリングについての仕組みやノウハウがお聞きできました。
シェアリングのはまりポイントについて共有いただけ、大変ありがたい内容でした。
今後シェアリングを使ったアプリを作る際に参考にさせていただきます。

資料はこちらで公開されています。

docs.com

ミートアップ

ミートアップではお酒を飲みながらみなさんのLTを聞いたり他の参加者の方とお話したりしました。

なかでも、凹みさんのシェーダーを使った表現の話は大変ためになりました。
資料は以下で公開されています。

www.slideshare.net

私の LT

HoloLT のコーナーでは私も5分間LTをさせていただきました。
「HoloLens × ○○」というタイトルで、HoloLens とほかのデバイスを組み合わせてみた例を話しました。

HoloLens × HoloPepper

HoloLens で HoloLens をかけた Pepper が移動するという動画です。
この動画は当日午前中に作成したのですが、結構ウケていたので良かったです。


Pepper with HoloLens

HoloLens × TV

HoloLens を使って TV を操作しました。
高い声が操作する人の声(デモ用に合成音声を利用)、低い声が画面に写っているロボットの声です。


Control TV with HoloLens

HoloLens × Oculus Touch

HoloLens に Oculus Touch の手を表示してみました。


HoloLens + Oculus Touch

HoloLens × タッチパネル

AndroidWindows のタッチパネルを利用して、絵や魔法陣が書けるようにしました。
HoloLens アプリは Holo Graffiti というタイトルで公開しています。

コントロールアプリは現在は Android 版、Windows 版を公開しています。

実機デモも無事成功したので良かったです。


Summon a monster with HoloLens

おわりに

Tokyo HoloLens Meetup vol.1 に引き続き、vol.2 でもたくさんのホロレンジャーが集まって非常に楽しいイベントでした。
運営の皆様、登壇者の皆様、素晴らしいイベントを作り上げてくださりありがとうございました。

vol.3 も楽しみにしています!
それまでにまた HoloLens を使って面白いものを作り、LTで発表できるといいですね。