Visual Studio 2015 で Emacs キーバインドを使う
Visual Studio 2015 で Emacs キーバインドを使えるようにする方法についての記事です。
私の環境は Windows10 + Visual Studio Community 2015 です。
参考記事
EmacsKeys のビルドとインストール
以下のリポジトリから、 EmacsKeys を clone します。
clone したフォルダに含まれる、EmacsEmulation.sln を Visual Studio で開きます。
Visual Studio Extensibility Tools が未インストールの場合は、SolutionExplorer の欄に通知が出るので、指示に従ってインストールします。
インストールができたらビルドします。
Release, x86 でビルドすると、bin\x86\Release の中に Microsoft.VisualStudio.Editor.EmacsEmulation.vsix ができています。
(Release, x64 ではビルドに失敗しました)
これをダブルクリックすれば、EmacsKeys のインストールができます。
Emacs キーバインドを有効にする
Visual Studio を起動し、 Tools > Options > Keyboard を選択します。
そして、キーバインド設定をEmacsに変更します。
また、デフォルトでは Ctrl + h が置換に割り当てられているので、後退削除(Backspace)に変更したい場合には手で変更します。
- Replace(置換) の Ctrl + h を削除
- DeleteBackwards(後退削除) に Ctrl + h を割り当て
Ctrl + f などが効かない場合は...
ここまででemacsキーバインドが使えると参考にしたブログには書かれているのですが、私の環境ではうまく動きませんでした。
Ctrl + f などのカーソル移動が機能しないが、Ctrl + x, Ctrl + s での保存はできるというように、
一部キーバインドが効かないという症状が起こりました。
理由はわかりませんが、この症状は devenv.exe を一度起動すれば治りました。
devenv.exe は、私の環境では以下の場所にありました。
C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\Common7\IDE\devenv.exe
参考にしたのは、以下のissueです。
これで、快適な作業環境ができあがりました。